十人の住人
22歳 1月1日
良樹がよくいくお店の福袋を共通の友人と買いに行った。不安だった。
6年友達はしていたけど、最初の3年間しかまともにしらなかったから、どんな風になっていくのか不安だった。
友人の名前は彩矢(あや)。私と同い年だ。
彼女は自然と解離性障害のことを話せた最初の女友達だった。
彼が席をたった隙に彩矢が聞いてくる
「ぶっちゃけ今、何人に増えたの?」
「いまは8人くらい。」
現状を把握していたいという気持ちのこもった質問が飛びかったあと、最後の質問が飛んできた。
「楽しい?」
思わず泣きそうになった。
楽しい?なんて一言も言われたことがなかったから…ましてや同い年で信頼できる友人だったから、よけいに嬉しくて泣きそうになった。
「楽しいよ、すごく!」
私は元気に答えた。
「そっか、ならよかった!
質問攻めしてごめんね?」
「大丈夫だよ!」
彼が帰ってくるのが見えた。
「じゃ、今日はこの辺で質問タイム終わり~!」
「え、何?なんの話してたの?」
「女同士の秘密の会話です~!ね?桃ちゃん!」
「そうだよ~!」
「俺、仲間はずれかよ…」
そのあとはいつも通り仲良くしゃべって帰った。
良樹がよくいくお店の福袋を共通の友人と買いに行った。不安だった。
6年友達はしていたけど、最初の3年間しかまともにしらなかったから、どんな風になっていくのか不安だった。
友人の名前は彩矢(あや)。私と同い年だ。
彼女は自然と解離性障害のことを話せた最初の女友達だった。
彼が席をたった隙に彩矢が聞いてくる
「ぶっちゃけ今、何人に増えたの?」
「いまは8人くらい。」
現状を把握していたいという気持ちのこもった質問が飛びかったあと、最後の質問が飛んできた。
「楽しい?」
思わず泣きそうになった。
楽しい?なんて一言も言われたことがなかったから…ましてや同い年で信頼できる友人だったから、よけいに嬉しくて泣きそうになった。
「楽しいよ、すごく!」
私は元気に答えた。
「そっか、ならよかった!
質問攻めしてごめんね?」
「大丈夫だよ!」
彼が帰ってくるのが見えた。
「じゃ、今日はこの辺で質問タイム終わり~!」
「え、何?なんの話してたの?」
「女同士の秘密の会話です~!ね?桃ちゃん!」
「そうだよ~!」
「俺、仲間はずれかよ…」
そのあとはいつも通り仲良くしゃべって帰った。