十人の住人
22歳 1月7日①
事件が起こった。
良樹が高速のPAで倒れたのだ。
倒れる直前まで電話をしていたので、私に色々な機関から連絡が来た。
このときのことはいまでも後悔している。
ずっとあのまま電話繋いでおけばよかったと。
そして後悔などしてる暇のない時間が始まった。
まずは救急への対応。
「現在会話ができない状態です。
ご家族の連絡先は知ってますでしょうか?」
家族の連絡先…?!
まだ付き合って1ヶ月も経っていないのに…
「ごめんなさい、知りません。」
「では、この方はなにか持病を持っていますか?」
「これとこれと…」
「ありがとうございます。」
はぁ、やっと終わった…
と思いきや
「この番号を警察の方に教えても大丈夫ですか?」
え?警察?私疑われてるの?
「は、はい、大丈夫ですが…」
「では、対応の方、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
プツッ
次は警察かぁ…
今夜中に終わるかなぁ…
事件が起こった。
良樹が高速のPAで倒れたのだ。
倒れる直前まで電話をしていたので、私に色々な機関から連絡が来た。
このときのことはいまでも後悔している。
ずっとあのまま電話繋いでおけばよかったと。
そして後悔などしてる暇のない時間が始まった。
まずは救急への対応。
「現在会話ができない状態です。
ご家族の連絡先は知ってますでしょうか?」
家族の連絡先…?!
まだ付き合って1ヶ月も経っていないのに…
「ごめんなさい、知りません。」
「では、この方はなにか持病を持っていますか?」
「これとこれと…」
「ありがとうございます。」
はぁ、やっと終わった…
と思いきや
「この番号を警察の方に教えても大丈夫ですか?」
え?警察?私疑われてるの?
「は、はい、大丈夫ですが…」
「では、対応の方、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
プツッ
次は警察かぁ…
今夜中に終わるかなぁ…