生徒だけど寮母やります!3
「景ちゃん」


「それって……私も……」



そのあとの言葉が出てこない


それは景にとって、変化(ミニチュアシベリアン)姿を、班員に、妖術科の生徒に見せるということだ




2年生にもなって、たかがそんなことが恐怖でたまらないなんて


なんて情けない


「結斗、私……」




ライが結斗をキッと睨む


全員の視線を集めた結斗は景の元まで駆け寄ると、ふわりと景の頭を優しく抱き込んだ





「大丈夫、景ちゃんは俺と一緒の班だよ」





「おいおいおいおいおーーーーーーーい!!!!」

間髪入れず咲夜が立ち上がってツッコむ



「それは話が変わってくる」

「燃やす」


爽馬とライの表情(かお)がガチだ



「悔しいなら君たちも生徒会(ルールを作る側)に来れば?」

「お前……マジで燃やす」

「行けライ!!爽馬!!」

(おまえ)もちったぁ役に立て!!」

「はぁ!?」




「先輩たちって……本当に本当に残念ですよね」

千冬は汚いものを見るような目で先輩たちがギャンギャン言い合っている光景を眺める



「それに比べていっちー先輩は本ッ当に常識人だねっ」


「だよねミヨちゃん……この寮オリジナルメンバーがヒドイんだよね……」


「うんうん!アイオ先輩も、飲酒とタバコ以外はこの人たちより常識人だよねっ!」


「……」




この夜

班決め騒動は一向に収まらず




残念な先輩たちは一晩


熾烈な争いを繰り広げたのだった




< 120 / 120 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:25

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

生徒だけど寮母やります!⁑
魅界/著

総文字数/209,606

恋愛(逆ハー)388ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「なんで男子寮に女の子がいんだよ」 「誰、お前」 「女子寮の場所分かる?」 「どうでもいいけど早くでてって」 「いやあの......私、生徒でもありココの寮母でもあるんです」 「「「「寮母?」」」」 「はい!今日からよろしくお願いしますね」 私立魔術妖術高等学校 日本で正体を隠しながら生活する、俗に言う魔法使いや妖怪など、特殊能力を持つ生徒が通う私立高校だ 今年 この高校では、寮の部屋に対する定員がオーバーしたことから 男子寮Bをつくることになった 今日から私は そんな男子寮Bの寮母となる ▶︎男子寮Bメモ *笠上 景(カサガミケイ) 1年 魔術科 男子寮B寮母 わたし *火野 ライ(ヒノライ) 1年 魔術科 性格に難のある魔法使い 雷属性 *小高 爽馬(コタカソウマ) 1年 妖術科 毒舌美少年な妖狐 *伊吹 結斗(イブキユイト) 1年 魔術科 大人で優しい吸血鬼 *布川 咲夜(フカワサクヤ) 1年 妖術科 ムードメーカーな一反木綿 Thank you!!! ↪︎ 読者数564 爽馬「この物語は、現在読みやすさを追求し、文脈が変わらない程度に加筆、修正を繰り返していたり、いなかったりします」 ライ「この物語は、現在キュンを追求し、エアラブを書いていたり、いなかったりします」 景「.....最近ほとんど書いていないからエアラブについては触れない方がいいかも」 咲夜「今のお題は‘‘焼き餅’’、俺が1つエアラブ?を作って差し上げよう」 結斗「余計なことしなくていいよ」
生徒だけど寮母やります!2
魅界/著

総文字数/363,136

恋愛(逆ハー)547ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「おはよー」 「おはよう、景ちゃん」 「おっはよー!」 「はよー.....えっと.....景は?」 4月6日 春休み最終日の朝 私立魔術妖術高等学校 男子寮Bの4人が起きた時 いつも明るく「おはよう」と朝食を用意してくれるはずの景はそこにはいなかった 「どこにいるんだー?」 「珍しく寝坊でもしてたりして」 あたりをキョロキョロと見渡す咲夜と市河。しかし景の姿はどこにもない 「あれ?書き置きがあるよ」 結斗がテーブルに置かれた紙切れを見つけ、手に取った 「なんて書いてある?」 その紙切れに書かれていたのは『校長のところへ行ってきます』の文字 そしてその下には 『この寮にも新入生が来る予定なので、もし来た時は皆んなで出迎えてあげてね』 と書かれていた 「新.....入生.....?」 「..........」 「「しっ.....新入生!?」」 ▷男子寮Bメモ *笠上 景(カサガミケイ) 魔術科 2年 男子寮B寮母 わたし *火野 ライ(ヒノライ) 魔術科 2年 性格に難のある魔法使い 雷属性 *伊吹 結斗(イブキユイト) 魔術科 2年 大人で優しい吸血鬼 *布川 咲夜(フカワサクヤ) 妖術科 2年 ムードメーカーな一旦木綿 *市河 日向(イチカワヒナタ) 妖術科 2年 4人に手を焼く透視能力保持者 *以倉 千加 *以倉 千冬 *喜多 弥隼 *飴屋 満宵 *藤樫 ルーク thanks!!! ↪︎ 読者数290 シリーズ累計188万pv 咲夜「閲覧ありがとう!」 結斗「こちらは俺たちが進級して高校2年生になってからの物語、『生徒だけど(略)!2』だよ」 市河「もしよかったら1年生の頃の話、『生徒だけど寮母やります!⁑』も読んでってみてね」 ライ「どうせお前らヒ」 咲夜「ごゆっくり!」
2570 ー男子高校生とOLー
魅界/著

総文字数/75,076

恋愛(ラブコメ)140ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
_____ピンポーン 一人暮らし1LDKのインターホンが軽やかに鳴り、私は夕飯を食べる手を止め立ち上がる 「はーーい?」 だれかな ______ガチャリ 社会人一年目の春 毎日が新しくて楽しいけれど 忙しくて身も心もヘトヘトな新生活を送る私のアパートに、なんの脈絡もなく見知らぬイケメン男子高校生がやって来た!! 「おねーさん」 「.....」 「夕飯ちょーだい」 「..........どうぞ」 迂闊にも初対面なのに知り合いみたいなテンションで対応してしまうほど、自分は疲れているのか 「おじゃまします」 「.....ぁー」 てか誰? これが社会に疲れてくすんだ目をした私と 燃ゆる炎色の瞳の彼との 偶然「?」の出会い 2570 加納 早苗(かのうさなえ) 社会人1年目 火野 五月(ひのさつき) 高校2年生

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop