Sweet moments ~甘いひと時~


そんな視線に気付かない彼女にも。

自分のものでもないのに、こんな感情を抱く自分にも。



綺麗に着飾った彼女。
そんな姿を他の男に晒す彼女。

間宮さんのように優しく笑えない。
優しい言葉をかける余裕なんてどこにも無い。


そんな自分に話を振った間宮さん。

恥ずかしそうに顔を上げた彼女に、冷たい言葉をかけると途端に表情を変えた。



マズイと思った時には既に遅く、泣きそうな顔をして急いで席を立って行く彼女。

横目で間宮さんを見れば、完全に呆れたような顔をしていた。



結局、傷つける言葉しか掛けられずあんなに他の男に近付けさせなくないと思っていたのに結果このざまだ。

< 179 / 375 >

この作品をシェア

pagetop