Sweet moments ~甘いひと時~


「ありがとうございます、失礼します。」


間宮さんとの電話を切り、眠る彼女を見た。

彼女が部屋にいるだけで、ケーキのような甘い香りに包まれて穏やかになれる。

彼女と知り合う前には戻れない。


こんなに人間らしい感情を手に入れられたのも彼女のお陰だ。

彼女に出会わなければ、今もこれからも、いや、、死ぬまで一生ロボットのように過ごしていたのだろう。



直ぐには無理でも、一生をかけて彼女を振り向かせてみせる。

そう意気込んで、眠る彼女にキスを落とし浴室へ向かうのだった。








< 186 / 375 >

この作品をシェア

pagetop