Sweet moments ~甘いひと時~


「お疲れ様です。桜さんほどじゃないですから大丈夫ですよ。今日も桜さんの取り合いですよ。さっきもヘルプで入ったらお客様に愚痴られちゃいましたもん。」

「うちのナンバー2が何言ってるのよ。一応、私は、この仕事が天職だって思ってるからね〜〜。蘭ちゃんもこの仕事1つに絞ればナンバー1も夢じゃないと思うけど、、、蘭ちゃんは違うでしょ?」


そう困ったように笑い掛けてくれたのは
CLUB nectarの人気・指名数ナンバー1である〝桜〟さん。

この店ではオーナー以外で唯一私のプライベートな事情を知ってる頼れる先輩だ。

右も左もわからない18歳の私を優しく時には厳しく接してくれた桜さん。

年は1つ上の29歳。


モデル体型のメリハリボディーに、綺麗な二重の大きな目。

ダークブラウンにウェーブがかかっていて思わず手を伸ばして触れてみたくなるほど艶やかな髪。

それでいて人懐っこく、誰にでも気さくで中身も嫌味のないとっても可愛い人。



なにもキャバ嬢なんてしなくても、何処でもやっていけると思うが彼女曰くこれしか向いてないと豪語していた。
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