Sweet moments ~甘いひと時~
広い浴室は薔薇の香りが充満していて、浴槽には乳濁色のお湯がはられている。
そのお湯の中にゆっくりと体を降ろされた。
「では、ごゆっくりと。」
そう言い残して彼は去っていった。
さすが有名なロイヤルダイヤモンドホテルの最上階のスイートルームだ。
部屋も広かったが、浴室もかなり広い。
自分のアパートととは比較にならないサイズ。
こういうのを目の当たりにすると、はやり生きる世界が違い過ぎる事を痛感する。
きっとこんな素敵な浴室で身体を休める機会もこれが最後だと思い、ゆっくりと浸かった。
くすぐったかった胸が今度は少し痛い。
コロコロと変わる感情がもどかしい。