Sweet moments ~甘いひと時~
「そうですね。正確に言うと甘い物は得意ではありません。でも、貴方が作るあの苺のショートケーキは別格です。、、、思い出の味ですから毎日食べても飽きません。勿論、きっかけはケーキの味でしたが、今は貴方のいるあの空間で貴方が作るあのケーキを食べる時間が仕事に追われる日々の唯一の癒しの時間ですから。」
それはまるで壮大な愛の告白に聞こえて、顔が熱を持つ。
「気になる事があればなんでも聞いて下さい。好きな相手に些細な事でも興味を持って貰えるとこんなに嬉しいものだなんて知りませんでした。」
これを機会に気になる事を聞くことにした。
「えっと、では何処で私の本名を?もしかしてオーナーですか?」
「、、、いえ、怒らずに聞いて欲しいのですがCLUB natureで貴方を見かけた日に調べました。興信所、、に依頼しました。」
興信所ということはプロが調べたということになる。
それならきっと自分の生い立ちも調べあげられているだろう。