Sweet moments ~甘いひと時~


トンと優しく肩に手を置かれ、振り返る。



「蘭ちゃん、ありがと。助かったわっ。ここはもう大丈夫だから間宮社長の席に戻りなさい?本当、、ありがとねっ。」


桜さんに耳元で小さく囁かれ、
優しくウインクされた。

それを見て頷き、静かに席を離れた。


「桜ちゃんっ!!遅いじゃないか!桜ちゃんが遅いから蘭ちゃんに浮気しそうになったじゃいかっ!!」

「そんな私を嫉妬させるような事言っちゃだめですよ?ふふっ女の嫉妬は怖いんですからね〜?」


後ろで、怒っているような口調なのに桜さんを待ちわびていた嬉しそうなお客様の顔。

それを見て、ホッと胸を撫で下ろした。






やがて閉店を迎える時刻が近づき、ホールはお客様もまばらになって来た。

どのテーブルに着こうかと迷っていると、ボーイが近づき耳元で囁く。



「蘭さん、間宮社長が蘭さんを最後に一目見ないと帰らないとただをこねてます。早く席にお戻り下さい。」



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