Sweet moments ~甘いひと時~
目があった瞬間、嘲笑うような顔を見せる。
そして皆、同じような言葉を発する。
「地味な女。彰さんってこんな悪趣味だったのね?それに利用価値があるとも思えないわ。一体何処が良かったのかしら。、、、それともいかがわしい店で働いているくらいだもの。男を誘惑するのもお手の物なのかしら。そんな穢れきったアバズレは、せいぜい愛人ってとこでしょう?それなのに婚約者だなんて。日本を代表する企業のトップに立つ彰さんに釣り合うわけ無いわ。」
そんな事、私が1番分かってる。
私が1番この状況に困惑しているのだから。
そして中には、私を調べ上げたようで夜の店で働いている事も借金がある事、更には生い立ちまでも知っている人もいた。
彼にとってマイナス要素しかない私。
一時的な気の迷いで選ばれただけの私。