Sweet moments ~甘いひと時~
『まさかとは思うけれど、本当にあの子と結婚出来るなんて思ってないわよね?勿論、ただで別れろなんて言わないわよ?』
彼の母親と名乗る女性がチラッと隣の男性を見ると、男性はバックから何かを取り出し机の上に置いた。
『これは手切れ金よ。借金にプラスで多めに乗せて置いたわ。これで貴方は晴れて自由の身。残りのお金は新しい店の資金にでも使って頂戴。こんな小さな店で満足していないでしょう?それに、、、ここは本社からも近いしね?』
机の上に置かれたのは小切手。
しかもかなりの額だ。
「私はっお金なんてっ、、!!」
カッとなって声を上げると。
『出来ればあの子の目の届かない所に行って欲しいの。、、自分でもお分かりでしょう?貴方とは住む世界が違うの。あの子には前園の名に恥じない相手と結婚しなければいけないのよ。社会的に繋がりのない貴方と結婚しても何も利益は生まれない。寧ろマイナスね。だから、、あの子と別れなさい。』