Sweet moments ~甘いひと時~
その言葉が脳内で何度もリピートされる。
ガラガラと音を立てて崩れていく。
楽しかった穏やかな幸せな日々が。
欲張りな幸せだった夢の終わり。
きっとこの後、私と話をつけた事を報告しに彰さんの所に行くだろう。
ならば、私に出来る事は1つだ。
「このお金と引き換えに彰さんとは別れます。このお金で違う所に移ります。、、、何処か遠い所に。それで宜しいですね?」
机の上の小切手に手を伸ばし、笑顔でそう答えた。
『ふふ、思っていたより賢い子ね?物分かりが良くて助かるわ。じゃあ、さようなら。』
立ち上がり、店を後にする後ろ姿をみつめた。