Sweet moments ~甘いひと時~
ドアに手をかけた女性が小さい声で呟いた。
『あんなロボットみたいな可愛げのない子、、何処が良かったのかしら。前園の子じゃなかったら遠の昔に捨ててたわ。小さい頃から無表情で気味が悪いもの。』
そんな悲しい捨て台詞を吐いて、強めにドアを閉めて去って行った。
最後の言葉に胸が押しつぶされそうになった。
車のエンジン音が聞こえなくなってようやく我慢していた涙が溢れてきてた。
「っ、、、、。」
口を手で押さえて、声を押し殺して泣いた。
その感情は様々で、、、苦しかったり、悲しかったり、悔しかったり、懐かしかったりでこんなに子供みたいに泣いたのは久しぶりだった。