Sweet moments ~甘いひと時~
涙を浮かべる桜さんを見て、こちらもまた泣きそうになるのを必死に堪えた。
「物凄く彼を傷つけたんです、、。だからこれで良いんです。」
これ以上2人に心配掛けないように、必死に笑顔で笑ってみせた。
するとオーナーの溜息が聞こえた。
「蘭ちゃんは頑固だから一度決めたらどんなに言ってもダメだもんね。でも、借金もあってお金もないのにどうやって店引っ越すの、、?」
「と、とりあえず運転資金が貯まるまでケーキを焼くのは辞めます。あの店を売って、そのお金で県外に引っ越し先のアパートを探します。なので、、、オーナーにお店を紹介して欲しいんです。」
私の覚悟を決めた目を見て、オーナーが眉をひそめる。
「まさか、、、キャバクラじゃなくて身体売るお店を紹介しろって、、、、言ってる?」