Sweet moments ~甘いひと時~
卒業してからは、専門学校と夜の仕事の掛け持ちの日々でケーキショップ さかいに行く事が出来なくなっていた。
でも2年間、必死に頑張れば夢のパティシエになれる。
そしたら、会いに行こうと決めていた。
そして専門学校の卒業式の日。
卒業証書を持ってケーキショップ さかいに向かうとそこにあるはずの店がない。
広がっていたのは砂利の空き地。
「え、、?雅彦さん、加代さん、、?どこにいっちゃったの、、、、?」
その場に崩れ落ちて、そのまま動けずにいた。
子供の頃の口約束。
本当に店を継がせてもらえるとは思ってなかったけど、せめてパティシエになれた事を報告したかった。