Sweet moments ~甘いひと時~
そう尋ねると、ただ目を細めるだけで教えてはくれなかった。
『、、、独り言が過ぎましたね。ではこれは私が責任を持って預かりますので舞華さんは、安心して下さい。そして私が話をしたその人は事など気になさらないで下さい。でも、、、もしその人の事が心配で夜も眠れないのならば、いつでも連絡して来て下さい。』
テーブルにあった小切手の入った封筒を手に取ると、代わりに名刺を置いた。
「裏に私のプライベートの番号が書いてあります。何かある時はこちらに。、、、では。」
そう言うと立ち上がり、支払いを済ませ店を出て行く井川さん。
その後を急いで追いかける。
「今日は、本当にありがとうございました。」
車に乗り込もうとした井川さんが振り返って、真剣な顔をした。