Sweet moments ~甘いひと時~
「、、、それ以上に大事なものがあったのでしょう、、。今は、オーナーがそれを妨害しているそうですが、彼女の意思は強い。その妨害もいつまで続くかも分からないと言っていました。そろそろ痺れを切らしてしまう頃だと。、、、あまり焦らしていると変な店に面接に行きかねないと心配していました。もってあと1週間かと。」
『1週間、、、。』
真剣な目をして呟く社長。
目に色が戻っていくのが分かった。
やっとか、、、。
その姿を見てようやくホッとして、机の散乱した資料を纏めながら、社長の方を見ずに言葉を掛けた。
「その封筒は貴方に渡して置きます。、、では今日はこれで失礼します。残りは家で目を通して置きます。、、、早く妻を抱きしめたいので。、、、それでは。」
一礼して社長室を出ようとすると、落ち着きを取り戻した冷静な社長の声がした。