Sweet moments ~甘いひと時~


「舞華ちゃんはそのまま聞いてくれ。さて、どこから話そうか、、、。ワシの古い友人で夫婦2人でケーキショップを営んでおってなぁ。あの2人が作る優しい味が好きじゃった。お互い子供が出来ずに悩んだ時期もあったが、お互い赤の他人じゃが、、、気になる子がおった。」

「気になる子、、ですか?」


綾さんが首を傾げて尋ねる。

「ワシが気になった子は、間宮グループの傘下の企業の後継として産まれた子で厳しく育てられたせいか子供らしさのない感情を持たないロボットのような子じゃった。」

「それってもしかして、前園さん?」

綾さんの問いかけに深く頷いた間宮社長。


「そして友人が気になった子は、親からネグレクトを受け育った、、、いつも作り物の笑顔を浮かべる子じゃよ。」



その言葉を聞いて、思わず手が止まる。

「ネグレクトって、、育児放棄ですか?そんなっ酷いっ、、、!」

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