Sweet moments ~甘いひと時~
ピクッと彼の手が反応して、ゆっくりと視線をこちらに向けてくれた彼が目を細めて優しい表情をしてくれた。
それだけで嬉しく思った。
そしてさっきとは打って変わって優しい声でこちらを見つめながら呟いた。
『私の事ならば、どんな事を言って下さっても構いません。しかし、、、。』
彼は鋭い視線を母親に向かって言葉を掛けた。
『彼女の夢を奪おうとした貴方だけは絶対に許しません。この街から出ていくのは彼女ではなく、貴方です。』
彼は立ち上がり、総会の出席者を見回して真剣な口調でテーブルに手をついた。
『専務への処分に異議のある方はいますか?』