Sweet moments ~甘いひと時~


「つい先日、専務取締役に就任したばかりですが、、、辞任して頂きたく思っております。」


「あ、貴方、、実の母親を切ろうとするの?!信じられない!!気味が悪いあんたを産んでやった恩も忘れて酷い仕打ちだわ!!!貴方それでも血のかよった人間なの?!」


2人の温度差が激しくて、こっちがワタワタしてしまう。


『そうですね。勿論、産んで下さった事は感謝しております。しかし、、、私はロボットのように気味が悪い人間ですから人の血がかよってないのかもしれません。』

誰も気づかないくらいの表情の変化だが、少し悲しそうな表情をする彼を見て胸が痛んだ。


酷いっ、、!

彼の事を何も分かろうともしなかったのに、どうしてそんな酷い事が言えたのだろう。

本当に痛い思いをして産んだ母親なのだろうか。

私の掴んでいる彼の手を、もう片方の手で上からそっと握った。

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