Sweet moments ~甘いひと時~


「何っ、、!その可愛い顔っ!!!蘭ちゃんもそんな顔出来たんだね、、、。いよいよ蘭ちゃんにも春が来たか〜。此処を出て行く時も近いかもしれないね?」

そう言って急に抱きしめられた。

「ええっと、、春ですか?季節的には春はまだまだ先ですよ、、?私が此処を辞める時は、借金が無くなった時かオーナーからクビたと言われた時だけです。 」

「、、、そっか。蘭ちゃんって今まで恋愛とかした事ないんだ。それだけ大変だったんだね、、、じゃあ意味分からないか。うん、でも蘭ちゃんにとっては凄くいい傾向だね?蘭ちゃんはこれから自分の幸せを見つけていけばいいんだから。」


少し声のトーンが落ちた桜さんの抱きしめる力が少し強まって、更によく分からない事を言った。


私の幸せ、、、?


子供の頃からの夢であるパティシエとして自分の店を出せた事、、これ以上の幸せがあるのだろうか。

そんなことを心の中で思ったが、今はこの温もりに浸っていたかった。
< 49 / 375 >

この作品をシェア

pagetop