Sweet moments ~甘いひと時~
「っ、、、!」
彼は、まるであの日の表情と同じで穏やかな優しい顔で手を差し伸べていて一気に涙が引っ込んだ。
そして一気に顔が熱くなる。
心臓が煩くて胸が痛い。
「あ、あ、あのっ、、、!き、着替えてきますっ、、、!」
そう言ってその場から裏に逃げるのが精一杯だった。
休憩室のドアを閉めて、ズルズルと壁に背中をもたれ掛けぺたんと地べたに座りこんだ。
そんな私が逃げる様子を切なそうに彼が見ていたなんて知るよしもなかった。