バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました
晴れていれば見ることが出来たであろう天の川を、花音は何ともモヤモヤした気持ちで見上げていた。
人間誰だって、幸せになる権利があることくらい理解している。
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悠輝が帰宅したのは午前零時を回っていた。
ちょうどバスルームから出て来た花音は、悠輝が機嫌良く酔っぱらっていることに驚いて、冷たい水の入ったコップを手渡した。
『お兄ちゃん、何か良いことでもあったの?ご機嫌ね』
楽しい酒だったんだと嬉しそうに笑って、酔った勢いで、今夜の理人から聞いたあのことを花音に話してしまった。
花音はビックリした様子だったが、そうなのと、微妙な顔をして、おやすみなさいと昴と過ごす寝室へと消えていった。
悠輝はしまったと思ったのだが、後の祭り。
きっと、まだ消化しきれていない何かが蟠り(わだかまり)となって、花音の心に住み着いているのだろう。
花音ごめんなと心の中で謝って、悠輝はまいったなと頭を掻きながら、バスルームに入って行った。
人間誰だって、幸せになる権利があることくらい理解している。
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悠輝が帰宅したのは午前零時を回っていた。
ちょうどバスルームから出て来た花音は、悠輝が機嫌良く酔っぱらっていることに驚いて、冷たい水の入ったコップを手渡した。
『お兄ちゃん、何か良いことでもあったの?ご機嫌ね』
楽しい酒だったんだと嬉しそうに笑って、酔った勢いで、今夜の理人から聞いたあのことを花音に話してしまった。
花音はビックリした様子だったが、そうなのと、微妙な顔をして、おやすみなさいと昴と過ごす寝室へと消えていった。
悠輝はしまったと思ったのだが、後の祭り。
きっと、まだ消化しきれていない何かが蟠り(わだかまり)となって、花音の心に住み着いているのだろう。
花音ごめんなと心の中で謝って、悠輝はまいったなと頭を掻きながら、バスルームに入って行った。