バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
ある休日の夜のこと、花音と昴は夕食の後のお茶を、自室の買ったばかりのコーヒーテーブルセットに座って、優雅な時間を過ごしていた。

花音にとってはココは実家であり、それ程環境が変わることはないのだが、昴サイドからしたら180度生活が激変しているのだから、最初は違和感だらけだった多くのことが、今では当たり前のように、日々繰り返されている不思議。

おまけに入籍して夫となり、近々、子供の父となるのだが、昴にしてみれば、願ってもない幸福を手に入れたのと同じなのだ。

愛しい花音を妻にして、子まで授かるとは、盆と正月だけでは足りないくらいに、誕生日とクリスマスもそれ以上の慶事を合わせたって足りないくらいに幸せいっぱいでニタニタ笑う自分が怖い…。

妻の不安くらい受け止めてやるさ、任せておけと、頼れる夫は奥さんラブなものだから、自分は花音といられるだけで物凄~く幸運な男なのだと、昴はニシシ笑いをして花音限定の悩み相談所を開設した。
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