バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
翌日は土曜日で、いつもならショッピングやランチへ行ったりと、忙しく過ごすことが多かったのだけれど、怪我人の花音は母の監視の下、お手伝いさんが色々と世話を焼いてくれる。

そんなことまでいいからと言っても、花音お嬢さんの一大事ですから…と押し切られるのだ。

そんな時、来客を知らせる玄関のベルが鳴った。

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暫くして悠輝が客を伴って、花音が療養中の部屋にやって来た。

『おじ様…と理人君』

突然のことで、花音は動揺してしまう。

『花音、林葉のおじさんと理人が、今までのことを詫びたいそうだ』

花音はわあ…どうしようとオロオロしている。

すると、二人が土下座をして許して欲しいと言う。

『本当に申し訳なかった。この愚息のせいで、花音ちゃんに怪我させてしまって、何とお詫びしたらいいのか…』

『花音、これまでのことを謝らせてくれ。悪かった』

花音は何も言わずに俯いている。

そこへ兄の助け船が入った。

『おじさん、今回は幸い捻挫ですみました。花音は怖い思いもしたでしょうが、俺達家族がついていますので、心配には及びません。それから、今後のことについては、客間の方でいいですか?』

3人はその後直ぐに、花音の部屋から出て行った。
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