バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました
こちらは緊迫度が増してきた、嵯峨野家の客間です。
林葉父子は革張りの大きなソファに座らされて、嵯峨野家の者を待っている状態ですが、お互い気まずいのか、無言を通しています。
さてさて、彼らにはどのような審判が下されるのか。
*********************
漸く客間へと姿を現す嵯峨野家の面々。
その一方、やっと来てくれたと、少し嬉しそうにする林葉父子…が愛犬ルークの表情に似ていると悠輝が思っているなんて、秘密だ。
やっとのことで話し合いが始まって、先ず林葉の父親が嵯峨野の3人に向かって頭を下げる。
『この度は私の愚息の関係者がとんだことを致しまして、お嬢様に大怪我をさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした』
嵯峨野兄『直接理人君が係わった訳ではないですし、その件については、謝罪して頂いたと言うことで…』
林葉父『そうですか。理人が馬鹿な女と付き合ったばかりに、花音ちゃんに怖い思いをさせました。今その女は手下の者と共に警察に連れていかれたそうですが…』
嵯峨野兄『ええ、ウチの顧問弁護士が全て手続きしてくれますが、そちらにも問い合わせがあるかも知れませんが、よろしくお願いします』
林葉父『分かりました。それで、ウチの理人と花音ちゃんの婚約解消の件は…』
嵯峨野兄『当然、そうなります。理人君のこれまでの多くの女性関係、それから今回の事件だけではない、相手の女性からの度重なるイヤがらせをも鑑みまして、婚約継続は難しいと考えています』
林葉父子は革張りの大きなソファに座らされて、嵯峨野家の者を待っている状態ですが、お互い気まずいのか、無言を通しています。
さてさて、彼らにはどのような審判が下されるのか。
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漸く客間へと姿を現す嵯峨野家の面々。
その一方、やっと来てくれたと、少し嬉しそうにする林葉父子…が愛犬ルークの表情に似ていると悠輝が思っているなんて、秘密だ。
やっとのことで話し合いが始まって、先ず林葉の父親が嵯峨野の3人に向かって頭を下げる。
『この度は私の愚息の関係者がとんだことを致しまして、お嬢様に大怪我をさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした』
嵯峨野兄『直接理人君が係わった訳ではないですし、その件については、謝罪して頂いたと言うことで…』
林葉父『そうですか。理人が馬鹿な女と付き合ったばかりに、花音ちゃんに怖い思いをさせました。今その女は手下の者と共に警察に連れていかれたそうですが…』
嵯峨野兄『ええ、ウチの顧問弁護士が全て手続きしてくれますが、そちらにも問い合わせがあるかも知れませんが、よろしくお願いします』
林葉父『分かりました。それで、ウチの理人と花音ちゃんの婚約解消の件は…』
嵯峨野兄『当然、そうなります。理人君のこれまでの多くの女性関係、それから今回の事件だけではない、相手の女性からの度重なるイヤがらせをも鑑みまして、婚約継続は難しいと考えています』