バイバイ☆ダーリン 恋心編 番外編完結しました

瞬く間に1週間が過ぎて行った。

さあ今日からバイトだと気合いを入れて、夕方3時半に昴と校門で待ち合わせる。

駅前までの10分程度の道を、二人で楽しいおしゃべりをして歩いて行く。

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店の裏口から入った二人は、紫音の父であるこの店のオーナーの遠藤一也に挨拶して、色々説明を受ける｡

何とか出来るように頑張ってやらなくてはと、握りこぶしに力を込めて、フウッとひとつ息を吐く｡
｢良い感じで力が抜けたな｣
昴はいつも、花音のことを良く見ていてくれているのだ。

側にいる時には、花音に先回りしてやってくれるし、何となくだが、色々他のことでも迷惑を掛けている気がすると、申し訳なく思う花音である。

さあ、初バイトの開始です。