お見合いだけど、恋することからはじめよう

「それに、『君と違って、七海と結婚しても、上にはのぼって行けない』だろうが」

そうだ。あたしが心底惚れた赤木さんは……

「それでも七海とは別れる気はない、ってな」


……そういう人だった。

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