お見合いだけど、恋することからはじめよう

「それで……桃子さんとは結婚したの?」

すると、赤木さんはムッとした顔になり、

「するわけねえだろっ!」

即座に返ってきた。

「あいつと結婚なんかしていたら、七海に、
『真っ(さら)な気持ちで、はじめてみないか』
なんて言えるわけねえだろっ」

……いやいやいや、こっちはつい最近「目黒先輩」という「前例」があったので。

それに、『もう、このまま、たとえ流されていたとしても「楽」になりたいと思った』んじゃなかったの?

< 416 / 530 >

この作品をシェア

pagetop