お見合いだけど、恋することからはじめよう

……あぁ、こういう諒くんが、たまらなく好きだ。

これからあたしは、こういう諒くんと一緒に人生を歩んでいけるんだ。じわじわと、胸の奥底から「しあわせ」が湧きあがってくる。

あたしは潤んだ瞳で、諒くんを見つめた。

「……この前逢ったとき、
『今度会ったときの海鮮丼のあとは、がっつりキスするからな』って言ったけどな」

あたしを見つめ返す諒くんの瞳に、今まで見たことのない妖しい光がきらり、と走る。

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