お見合いだけど、恋することからはじめよう
……うわわわわわぁーーーっ!
あたしったら(たぶん)一生に一回の「プロポーズ」を、居酒屋Ver.で返事してしまったんだわーーーっ‼︎
思わず全身の力が抜けて、ぐったりと諒くんにもたれかかってしまう。
「ななみん……大丈夫か?」
がっちりと受け止めてくれた諒くんが、まだ笑いが収まらない顔で尋ねてくる。
「ご…ごめんなさい。せっかく諒くんが言ってくれたのに、ムードもなにもなくて……」
諒くんの腕の中で、あたしがすまなそうにつぶやくと、
「おれだって、こんなコンビニの前でプロポーズしたんだ。お相子だよ」
あたしの額に、ちゅっ、とキスをした。