一円玉の恋
諦めて壇上に上がり山神さんの横に並んで、会場の人に会釈をする。
そして、山神さんが挨拶を続ける。
「私が彼女に出会ってから約三年が経ちますが、お恥ずかしい話しですが、私は彼女を見かけた瞬間からとても惹かれまして、そこから気を引きたくて、機会があれば大人気ないちょっかいを出したりしていたのですが、当然彼女は私の横柄さを嫌っておりまして、全く相手にしてもらえませんでした。
なんとか、彼女を手中に収めたいと姑息な手段を使った事もあります。
とにかく、彼女に気に入られたい一心で過去の過ちも反省し、人格も変えれるものなら変えて彼女に好きになってもらおうと、釣り合える人間になろうと今も努力中です。
その想いを今回この本に込めて、彼女に贈りたいと思い、出会いから今の現状を元にして執筆致しました。
どうか、皆様も大切な方に愛を伝えたいという方はぜひこの本を参考にして頂ければと思います。思いは努力次第で伝わる事が出来かもしれません。
では、今後ともよろしくお願い致します。」
と、深々と二人で頭を下げた。
拍手と歓声が起こる。
あーー恥ずかしい。くそぅ。
まだ、私達籍入れてないし、私プロポーズもされて無ければ、承諾もしてないのにと恨めしく思いながら、壇上を降りようとしていたら、山神さんに「翠まだ、待って」と言われて、留まった。
おもむろに山神さんが、マイクを握って、
「あと、すいません。申し訳ありませんが、先程から、私の妻と紹介はさせて頂いておりますが、実はまだ翠とは籍を入れてません。
したがって、今日ここに婚姻届を持って来ておりますので、この場をお借りして、今からプロポーズと、この婚姻届を彼女に突き付けますので、お越しの皆様には見届けて頂きたく願います。」
そして、山神さんが挨拶を続ける。
「私が彼女に出会ってから約三年が経ちますが、お恥ずかしい話しですが、私は彼女を見かけた瞬間からとても惹かれまして、そこから気を引きたくて、機会があれば大人気ないちょっかいを出したりしていたのですが、当然彼女は私の横柄さを嫌っておりまして、全く相手にしてもらえませんでした。
なんとか、彼女を手中に収めたいと姑息な手段を使った事もあります。
とにかく、彼女に気に入られたい一心で過去の過ちも反省し、人格も変えれるものなら変えて彼女に好きになってもらおうと、釣り合える人間になろうと今も努力中です。
その想いを今回この本に込めて、彼女に贈りたいと思い、出会いから今の現状を元にして執筆致しました。
どうか、皆様も大切な方に愛を伝えたいという方はぜひこの本を参考にして頂ければと思います。思いは努力次第で伝わる事が出来かもしれません。
では、今後ともよろしくお願い致します。」
と、深々と二人で頭を下げた。
拍手と歓声が起こる。
あーー恥ずかしい。くそぅ。
まだ、私達籍入れてないし、私プロポーズもされて無ければ、承諾もしてないのにと恨めしく思いながら、壇上を降りようとしていたら、山神さんに「翠まだ、待って」と言われて、留まった。
おもむろに山神さんが、マイクを握って、
「あと、すいません。申し訳ありませんが、先程から、私の妻と紹介はさせて頂いておりますが、実はまだ翠とは籍を入れてません。
したがって、今日ここに婚姻届を持って来ておりますので、この場をお借りして、今からプロポーズと、この婚姻届を彼女に突き付けますので、お越しの皆様には見届けて頂きたく願います。」