一円玉の恋
目を覚ませば、山神さんが愛しそうに微笑んで、「おはよう、体重いでしょ。結局、止めてやれなかったからね。健気な翠に煽られて。ふっふ。」と頭を撫でて抱きしめてくる。
ふわっと甘い香りが私を包む。
体は重いが嬉しくなって自分も抱きつく。
うーん、落ち着く。
「山神さんのこの匂い前から大好きなんですよね。何故かすごく安心する。うーん。好き」
と思わず言葉が溢れ出す。
「それは知ってる。翠を抱きしめたりすると、嬉しそうな顔するもんね。そんなにいい匂いしてるのかな?そんなに落ち着くもん?でも、添い寝した時は、よく翠からも抱きついてくれてたもんね。これからは翠に、バレずに添い寝決行をしなくてすむよ。」
と、私の頭を撫でながら話してくる。
やっぱりアンタか。と、私にとって安らぎを与えてくれる香りの主を再認識した。
「翠は朝までちゃんと寝る子だからね。決行しやすいんだけど、まさか自分からくっついてくるとは思わなくて、嬉しかったんだよね。好きって言ってくれた事もあったしね。煽られて、必死に自分の欲望を抑えてたけど、これからは解放し放題だね。抱いても抱いても、まだ飽きないんだけど。あっ、考えるだけで、またムラムラして来たよ。」
とまた山神さんの瞳が怪しく光だす。
私はブンブンブンと頭をふりながら、
「もう無理ですよ。本当に。勘弁してください。」
と訴えた。そして、咄嗟に、
ふわっと甘い香りが私を包む。
体は重いが嬉しくなって自分も抱きつく。
うーん、落ち着く。
「山神さんのこの匂い前から大好きなんですよね。何故かすごく安心する。うーん。好き」
と思わず言葉が溢れ出す。
「それは知ってる。翠を抱きしめたりすると、嬉しそうな顔するもんね。そんなにいい匂いしてるのかな?そんなに落ち着くもん?でも、添い寝した時は、よく翠からも抱きついてくれてたもんね。これからは翠に、バレずに添い寝決行をしなくてすむよ。」
と、私の頭を撫でながら話してくる。
やっぱりアンタか。と、私にとって安らぎを与えてくれる香りの主を再認識した。
「翠は朝までちゃんと寝る子だからね。決行しやすいんだけど、まさか自分からくっついてくるとは思わなくて、嬉しかったんだよね。好きって言ってくれた事もあったしね。煽られて、必死に自分の欲望を抑えてたけど、これからは解放し放題だね。抱いても抱いても、まだ飽きないんだけど。あっ、考えるだけで、またムラムラして来たよ。」
とまた山神さんの瞳が怪しく光だす。
私はブンブンブンと頭をふりながら、
「もう無理ですよ。本当に。勘弁してください。」
と訴えた。そして、咄嗟に、