一円玉の恋
その日バイトから帰って来て、遅い夕食の用意をしていると、山神崇が「腹減った。ご飯まだ〜?」と今朝の事など何事もなかったように部屋から出て来た。
「もうちょっと待って下さい。急いでますから。もう、私が遅い時ぐらい、ご自分の分くらい作ったらいいじゃないですか。」
と意見すると、
「やだ。」と一言。ただの子供だ。
「普通に作れますよね?」と聞けば、
「面倒くさい。」と、一蹴された。
はあああ!何が面倒くさいだ!このジジイ。
「いいじゃん、金払ってるんだし。お給料分しっかり働きなよ。食料品だって切り詰め無くても普通に買えるんだから、大いに腕を振るって欲しいよね。」
と当然のように言ってくる。
ええ働きますとも。振るいますとも。
確かに、こんだけ頂いていいのか?て思うぐらいは貰ってる。
これは多いですって訴えたけど、「色々こき使うつもりだから、貰っといて。」と言っていた。
だが、今の所こき使うってほどじゃない。
お陰でコンビニのバイトを減らして、学業にも就活にも打ち込めやすくなった。
肝心なのは、ここにいつまでいるのか?だが。山神崇は飽きるまでとは言っていたし、私もズルズルと居るのは道理が違うと思う。
とにかく、杏子さんの言っていた部屋を、今度の休みに見に行こうと決めて、「はい、お待たせしました。」とソファで雑誌を読んで待つ、山神崇に声をかけた。
「はい、待たされました。」と言って山神崇は席に着く。
くそぅ。このジジイ。いつか毒盛ってやる。
「もうちょっと待って下さい。急いでますから。もう、私が遅い時ぐらい、ご自分の分くらい作ったらいいじゃないですか。」
と意見すると、
「やだ。」と一言。ただの子供だ。
「普通に作れますよね?」と聞けば、
「面倒くさい。」と、一蹴された。
はあああ!何が面倒くさいだ!このジジイ。
「いいじゃん、金払ってるんだし。お給料分しっかり働きなよ。食料品だって切り詰め無くても普通に買えるんだから、大いに腕を振るって欲しいよね。」
と当然のように言ってくる。
ええ働きますとも。振るいますとも。
確かに、こんだけ頂いていいのか?て思うぐらいは貰ってる。
これは多いですって訴えたけど、「色々こき使うつもりだから、貰っといて。」と言っていた。
だが、今の所こき使うってほどじゃない。
お陰でコンビニのバイトを減らして、学業にも就活にも打ち込めやすくなった。
肝心なのは、ここにいつまでいるのか?だが。山神崇は飽きるまでとは言っていたし、私もズルズルと居るのは道理が違うと思う。
とにかく、杏子さんの言っていた部屋を、今度の休みに見に行こうと決めて、「はい、お待たせしました。」とソファで雑誌を読んで待つ、山神崇に声をかけた。
「はい、待たされました。」と言って山神崇は席に着く。
くそぅ。このジジイ。いつか毒盛ってやる。