一円玉の恋
中に入ると、休日という事もあって大きな水槽の周りを沢山の人が魚を眺めている。
うわぁ、うわぁ、うわぁー。すっごい人!
そして、すっごくおっきな水槽だなぁー。
地元の水族館にはこんな大きな水槽ないなぁ。と、自然と体が前に進む。
魚が群れをなして泳いでいる。
キラキラと光って綺麗だ。
あっエイもいる。あれはサメかなあ。
あの魚なんだろう。
ボーっと眺めていると、
「今日はここだけで終わりそうだね。」とククッと笑う山神崇が隣に居た。
「ああっ。すいません。ボーっとしてました。行きましょ。行きましょ。」と歩みを進める。
それにしても人が多い。
人混みを歩くのは苦手だなぁ。
他の人の足踏みそう。
見失わないように歩かないと、と思っていると、少し斜め前を歩く山神崇が、歩みを止めて振り向いてきた。
そして何か呟くように、「これはさすがに迷子になりそうだから、翠ちゃん手貸して。」と言ってきたので、おもむろに手を出すと、「はい、仲良し。」と言って握手をして来た。
んん!なに?と思っていると、そのまま解かずにしっかりと手は握られて歩みを進め出した。手繋がれてる。どうしよう。どうしよう。
でも、仕方ないか、こんだけ多かったら迷子になってもおかしくない。
嫌がったりしたら、さすがに失礼だよね。
うーん、緊張して来たぞ。
あんまり男の人と手を繋ぐ事ってないからなぁ。
男の人って、手おっきいんだ。
うわぁ、うわぁ、うわぁー。すっごい人!
そして、すっごくおっきな水槽だなぁー。
地元の水族館にはこんな大きな水槽ないなぁ。と、自然と体が前に進む。
魚が群れをなして泳いでいる。
キラキラと光って綺麗だ。
あっエイもいる。あれはサメかなあ。
あの魚なんだろう。
ボーっと眺めていると、
「今日はここだけで終わりそうだね。」とククッと笑う山神崇が隣に居た。
「ああっ。すいません。ボーっとしてました。行きましょ。行きましょ。」と歩みを進める。
それにしても人が多い。
人混みを歩くのは苦手だなぁ。
他の人の足踏みそう。
見失わないように歩かないと、と思っていると、少し斜め前を歩く山神崇が、歩みを止めて振り向いてきた。
そして何か呟くように、「これはさすがに迷子になりそうだから、翠ちゃん手貸して。」と言ってきたので、おもむろに手を出すと、「はい、仲良し。」と言って握手をして来た。
んん!なに?と思っていると、そのまま解かずにしっかりと手は握られて歩みを進め出した。手繋がれてる。どうしよう。どうしよう。
でも、仕方ないか、こんだけ多かったら迷子になってもおかしくない。
嫌がったりしたら、さすがに失礼だよね。
うーん、緊張して来たぞ。
あんまり男の人と手を繋ぐ事ってないからなぁ。
男の人って、手おっきいんだ。