一円玉の恋
実際、翠に抱いた感情は、みなほには抱いた事はなかったんだ。あんなに散々嫌な目に合わせて置いて、酷い話しだよね。
本当、今は罪悪感しかないよ。
会いたいって言われて、最初は、どのツラ下げて会いに行けばいいんだって思ったけどね。
でも、みなほが結婚するって報告して来たから、今の自分の気持ちを伝えようって思ってね。みなほにも、それは酷いとは言われたけど、もう終わったことだからって。結果オーライでしょって。
俺に心から好きな人ができて良かったねって、言ってくれたよ。
本当は翠が起きてたら、一緒に連れて行こうと思ったんだ。けど、全く起きないんだよね。この子。」
「…じゃあ、お互い、けじめがつけれたんだ。」
「そう。そういうこと。みなほには幸せになって欲しい。けど、翠はダメだ。翠は絶対に手放さない。」
「可哀想に。翠ちゃんは、悪魔に魅入られちゃったのね。」
「うるさい!なんとでも言え!」
あー。やっぱりこの匂い落ち着く。
ふわふわとおんぶされてる。後ろからぎゅうって抱きつく。
「うっ!」って男の人の声がした。
やっ降ろさないで、側にいて。
また、ぎゅってして。と、しがみつく。
「あー。もう煽られる俺の身にもなれよ。」と遠くで声がする。
そんなこと知るか!
だって、離れたくないんだもん。
ずっと一緒にいたいんだもん。
お願いずっと抱きしめていて。
お願いどこにも行かないで。
本当、今は罪悪感しかないよ。
会いたいって言われて、最初は、どのツラ下げて会いに行けばいいんだって思ったけどね。
でも、みなほが結婚するって報告して来たから、今の自分の気持ちを伝えようって思ってね。みなほにも、それは酷いとは言われたけど、もう終わったことだからって。結果オーライでしょって。
俺に心から好きな人ができて良かったねって、言ってくれたよ。
本当は翠が起きてたら、一緒に連れて行こうと思ったんだ。けど、全く起きないんだよね。この子。」
「…じゃあ、お互い、けじめがつけれたんだ。」
「そう。そういうこと。みなほには幸せになって欲しい。けど、翠はダメだ。翠は絶対に手放さない。」
「可哀想に。翠ちゃんは、悪魔に魅入られちゃったのね。」
「うるさい!なんとでも言え!」
あー。やっぱりこの匂い落ち着く。
ふわふわとおんぶされてる。後ろからぎゅうって抱きつく。
「うっ!」って男の人の声がした。
やっ降ろさないで、側にいて。
また、ぎゅってして。と、しがみつく。
「あー。もう煽られる俺の身にもなれよ。」と遠くで声がする。
そんなこと知るか!
だって、離れたくないんだもん。
ずっと一緒にいたいんだもん。
お願いずっと抱きしめていて。
お願いどこにも行かないで。