一円玉の恋
お風呂に入って、ご飯を作って食べて、片付けをして、勉強をして、歯を磨いて、寝ようと布団に入るのに、寝れない。
真希ちゃんとの話をまた反芻する。
寝れない、寝れない、寝れないと布団の中悶々としていると、玄関のドアが開く音がした。
帰って来た!と何故か嬉しくなって、急いで玄関に行くと、山神さんが少し驚いていた。
「なんで、寝てないの?良い子は早く寝ないとね。」
とお酒に酔ってるのか、ふらふらしながら靴を脱いでいる。雨に打たれたせいか、服も湿っているようだ。
私は危ないと思って山神さんの腕を取って、自分の肩に乗せる。
「いいよ。ほっといてくれて。濡れちゃうよ。ほら、ささっと寝なよ。ね。」
と、私の肩から腕を退けようとする。
その反動で、床に倒れそうになる。
杏子さんがいた時は二人で担いで連れて行けたのに、今は私一人だから、あまり役には立たない。
それでも、こんな所に置いては置けないから、と、もう一度、自分の肩に山神さんの腕を乗せ、とりあえずソファまではと思い歩く。
「ふっふ、翠ちゃんは健気だね。可愛いよね。だったらさ…。俺の相手してよ。」
と、いきなり壁に背中を押し付けられ、山神さんの口が私の口を塞いだ。
衝撃すぎて、身体が動かない、私の口内を山神さんの舌がいやらしく動き回っている。
どうしていいか分からない、されるがままになっている私は、息の仕方も分からない。
頭がクラクラする。
これ以上は無理ぃと思って、渾身の力で山神さんを突き離した。
真希ちゃんとの話をまた反芻する。
寝れない、寝れない、寝れないと布団の中悶々としていると、玄関のドアが開く音がした。
帰って来た!と何故か嬉しくなって、急いで玄関に行くと、山神さんが少し驚いていた。
「なんで、寝てないの?良い子は早く寝ないとね。」
とお酒に酔ってるのか、ふらふらしながら靴を脱いでいる。雨に打たれたせいか、服も湿っているようだ。
私は危ないと思って山神さんの腕を取って、自分の肩に乗せる。
「いいよ。ほっといてくれて。濡れちゃうよ。ほら、ささっと寝なよ。ね。」
と、私の肩から腕を退けようとする。
その反動で、床に倒れそうになる。
杏子さんがいた時は二人で担いで連れて行けたのに、今は私一人だから、あまり役には立たない。
それでも、こんな所に置いては置けないから、と、もう一度、自分の肩に山神さんの腕を乗せ、とりあえずソファまではと思い歩く。
「ふっふ、翠ちゃんは健気だね。可愛いよね。だったらさ…。俺の相手してよ。」
と、いきなり壁に背中を押し付けられ、山神さんの口が私の口を塞いだ。
衝撃すぎて、身体が動かない、私の口内を山神さんの舌がいやらしく動き回っている。
どうしていいか分からない、されるがままになっている私は、息の仕方も分からない。
頭がクラクラする。
これ以上は無理ぃと思って、渾身の力で山神さんを突き離した。