泡色のパレット


『日直か、そんなこの高校の日直って大変なの?』




彼がそう思っても仕方ない、HRが終わってからもうすぐ1時間が経とうとしているし




簡単な仕事なのに遅い私に原因があるだけ





「そんなこと..ないよ?」




『ふーん、見せてみて?』




そう言って教室に入り私の席の前の椅子に腰掛けて体をこちらに向ける



近くで見たら、もっとかっこいいや..




すっと私の手元から日誌をとればパラパラと見る名前も知らない人





俯いて下を向くまつげは長いし多い
ページをめくる手は細くて、でも大きい





..綺麗、こんな綺麗な人見たら書きたくなっちゃうな








あれ、なんだかすごく昔にも同じような事思ったような


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