一途な御曹司に愛されすぎてます
切なさと愛しさの混じり合った目が、じっと私を見ている。
でもその表情はすぐに緩んで、彼の口元から白い歯が覗いた。
「このホテルであなたと再会できると知って、やっと気持ちにケリをつけられると思いました。あなたの幸せを願い、最高の時間を捧げて、それで終わりにしようと思っていたら……予想外の展開になって自分でも驚いています」
彼は周囲の花も霞むほど極上の笑顔でそう言った。
そんな専務さん……いや、階上さんの顔を見ていると、好意を持ってもらえてありがたいと同時に答えられない申しわけなさも感じて、どうにも気まずい気持ちになる。
階上さんがもっと普通の男性だったら、彼の気持ちを受け入れていたかもしれない。
ただ、この人はあまりにも御曹司すぎるんだ。
ほぼ初対面のリゾート業界の王子様からいきなり交際を申し込まれて、ふたつ返事でOKできるほど、私は物事をポジティブには捉えられない。
もしも自分が彼と同等のプリンセスだったら話は別だけれど。
そうやって考えれば、『シンデレラ物語』のストーリー展開ってすごく突飛だと思う。
特に王子。初対面の正体不明の女性と数時間ダンスしただけで結婚を決めちゃうとか、ありえない。
国の将来や自分の人生がかかっているというのに、どれだけギャンブラーな性格してるんだか。
私たちだって同じようなものだ。だってお互いのことをなにも知らないじゃないか。
でもその表情はすぐに緩んで、彼の口元から白い歯が覗いた。
「このホテルであなたと再会できると知って、やっと気持ちにケリをつけられると思いました。あなたの幸せを願い、最高の時間を捧げて、それで終わりにしようと思っていたら……予想外の展開になって自分でも驚いています」
彼は周囲の花も霞むほど極上の笑顔でそう言った。
そんな専務さん……いや、階上さんの顔を見ていると、好意を持ってもらえてありがたいと同時に答えられない申しわけなさも感じて、どうにも気まずい気持ちになる。
階上さんがもっと普通の男性だったら、彼の気持ちを受け入れていたかもしれない。
ただ、この人はあまりにも御曹司すぎるんだ。
ほぼ初対面のリゾート業界の王子様からいきなり交際を申し込まれて、ふたつ返事でOKできるほど、私は物事をポジティブには捉えられない。
もしも自分が彼と同等のプリンセスだったら話は別だけれど。
そうやって考えれば、『シンデレラ物語』のストーリー展開ってすごく突飛だと思う。
特に王子。初対面の正体不明の女性と数時間ダンスしただけで結婚を決めちゃうとか、ありえない。
国の将来や自分の人生がかかっているというのに、どれだけギャンブラーな性格してるんだか。
私たちだって同じようなものだ。だってお互いのことをなにも知らないじゃないか。