一途な御曹司に愛されすぎてます
「特別なキミに、特別な宝石を送りたかったんだ。受け取ってくれてありがとう」


 軽く目を伏せ、照れたように笑う彼の表情が、宝石よりも綺麗に見えて目を奪われた。

 そんな純粋に喜ぶ姿を見たら、『やっぱり受け取れない』とは言えなくなってしまう。

 彼が指に嵌めてくれた指輪を、目の前で外して突き返すなんて行為はできない。


「あの、ありがとうございます……」


 蚊の鳴くような声でお礼を言うと、彼は満面の笑みを浮かべた。


「俺が送った指輪を嵌めているキミの姿は、最高に綺麗だ。これはきっと独占欲ってやつだな」


 階上さんは上機嫌でシャンパンを飲み干し、アルコールのせいか少し上気した顔で妖しく微笑んだ。


「指輪を贈る男の心理を知っているか? 束縛したいんだよ。贈った相手の心も体も」


 心臓が大きく高鳴り、息が詰まった。

 自分の顔がみるみる真っ赤に染まるのがわかる。

 落ち着きなく視線を動かしたらまた視界の端にベットが見えて、彼の言葉との相乗効果で余計に動揺した。
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