一途な御曹司に愛されすぎてます
私の半歩前に立ち、進行方向を示す男らしくて大きな手に思わず見入ってしまう。
「どうぞ」と再び促され、私は反射的に「あ、はい」と返事をして歩き出した。
大理石のマーブル模様を踏みしめながら、頭の中は軽い混乱状態。
なんでこうなったの? そもそも階上リゾートグループの専務様が、どうしてこんなベルスタッフみたいなことをしているの?
疑問でいっぱいの私の斜め前を進む彼は、ちょうど二歩分くらいの距離を正確にキープしながら先へと進む。
その後をとにかく黙々とついていって、宮殿のようなホールを抜けながら、あることに気がついた私は密かに首を傾げた。
なんだか、ひと気のない方へと案内されているようなんだけれど。
他のお客さんたちはみんなもっと手前のエレベーターか、階段を上っていくのに、なんで私だけ明らかに別方向?
「あの、専務さ……」
「こちらが専用エレベーターです」
脇の通路をしばらく進んだ先のエレベーター手前で立ち止まった専務さんが、上矢印のボタンを押した。
専用エレベーター? なんの? 誰の?
「どうぞ」と再び促され、私は反射的に「あ、はい」と返事をして歩き出した。
大理石のマーブル模様を踏みしめながら、頭の中は軽い混乱状態。
なんでこうなったの? そもそも階上リゾートグループの専務様が、どうしてこんなベルスタッフみたいなことをしているの?
疑問でいっぱいの私の斜め前を進む彼は、ちょうど二歩分くらいの距離を正確にキープしながら先へと進む。
その後をとにかく黙々とついていって、宮殿のようなホールを抜けながら、あることに気がついた私は密かに首を傾げた。
なんだか、ひと気のない方へと案内されているようなんだけれど。
他のお客さんたちはみんなもっと手前のエレベーターか、階段を上っていくのに、なんで私だけ明らかに別方向?
「あの、専務さ……」
「こちらが専用エレベーターです」
脇の通路をしばらく進んだ先のエレベーター手前で立ち止まった専務さんが、上矢印のボタンを押した。
専用エレベーター? なんの? 誰の?