1%の甘さで




「…大原、……大原!…おーおーはーらー!!」



すぐ近くで聞こえてきた怒鳴り声にビクッとして目を開ける。



え、なに?


周りをキョロキョロ見渡すとみんな私を見ていた。



「…はい?」



「数学の時間に居眠りとは余裕だな?」



般若の顔をした数学の先生が私を睨みつけていた。



あ、今数学の時間だっけ?



昨日のことを思い出していて忘れていた。



「えっと、いや…すみま」


「そうかそうか、そんなに俺の手伝いがしたかったんだなーわかった今日の放課後職員室に来るように。わかったか?」


謝ろうとした私に被せて言ってきた先生に口が開いてしまう。



手伝い!?



雑用の間違いでは!?



ここで口答えをするようなもんなら怒鳴り散らされるだろうな…。


逃げるなよと付け加えた先生に、はいと返事を返した。

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