イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
そしてフィッティングルームの鏡の前に立たされる。

「今ご試着されてるドレスですが、非常に胸が強調されてますよね。胸が大きい方は、どうしても胸で服のサイズを選んでしまいがちで、こちらも七瀬様のサイズは合っても胸がかなり強調してしまいますので、私どもの方でいくつか選んで参りました。これなんかとてもお似合いになると思うのですが…」

そう言って差し出されたのはシフォンのドレスだった。

胸元がプリーツデザインになっていて、ウエストは同じ素材のドレープリボンが付いているので、大きな胸を優しく包み込み目立たなくさせたデザインになっていた。

色はさっき試着していたものと同じ色の展開だが、店員さんが言うには私はかなり胸が大きいので、淡い色をもってくるよりシックな色合いの方がいいとネイビーを勧められた。

試着を終え、もういちど鏡の前に立つとさっきのよりかなり胸が目立たない。

「デザインに動きがあるのでごまかしがきくんです。それにとてもお似合いになってます。七瀬様もきっと惚れ直しますよ」

「そ、そんなんじゃ・・・」

ないのに…単なる代理なんだけど・・・

そう思いながら建一さんの前に立つ。

「どうです?」

もっと可愛い言い方が出来ないの?と思うのだけど照れちゃってうまく聞けない。

「すっごく似合ってる。これで良いんじゃないか?」

「は、はい」

素直に褒められるとドキドキしてしまう。
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