イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
定時になり重い足取りで帰り支度を調える。チラリと三浦さんのデスクの方をみると既に彼女の姿はない。

もしかしてもう1階に行ってしまった?

とりあえずお手洗いに寄ってから行こう。バッグを持ってお手洗いに行く。

しばらくするとなにやら賑やかな声がだんだん聞こえた。あれ?三浦さん?

お手洗いに入るような声が聞こえた私はなぜか咄嗟にトイレの中にはいり鍵を掛けた。

「ね~マジで営業部と?」

「まじまじ。今日は外れなし確定でーす」

どうやら三浦さんは合コンに参加する人達と一緒のようだ。

「でもさ~どんな手を使ったのよ~。営業部の男は自分がイケメンだって自負してるような人ばっかじゃん。余所の会社の女子と合コンならわかるけどうちの女子社員との合コンなんてびっくりなんだけど」

「へへへ~最終兵器使ったんだ~」

「最終兵器?」

何だろうドア越しから聞こえる話し声に嫌な予感しか感じない。

「大沢さんに参加してもらうのよ」

「ええ?マジ?」

「でも大沢さんなんて呼んだらみんなあの人に持ってかれるんじゃ?」

「大丈夫。だってあの子には途中で帰ってもらうから」

え?どういうこと?

その理由を聞きたかったが三浦さんたちは話しながら行ってしまった。

でも三浦さんが私を誘うなんてこと事態おかしいと思ってた。

こんなことなら誘われた時にちゃんと断ればよかった。それが出来なかった自分に腹が立った。
< 56 / 225 >

この作品をシェア

pagetop