カクテル紅茶館の事件簿録
「あんた誰?どうして私の名前を知ってるの」
「調べたからだ」
ヌイはいとも簡単に言うがそれはきっと犯罪ギリギリアウトものだ。
下手をしたら少女に訴えられてしまうんじゃないかと危惧したが、少女はその返答を取り敢えずは受け入れることにしたらしい。
「続きを話すよ?希は今年十八の高校三年生。
将来の夢は作曲家だった。
だから曲を綴ってきた。
でもいまは曲作りから距離を置いている。
理由はもちろん受験のため。
でもその受験は夢を叶える為のものじゃない。
夢を捨てる為のものだ」