演っとけ! 劇団演劇部
「聞きましたよ、玲さん。奴らの非人道的な賭け。天照大神が許しても、この洸河駿が許しません」
はい、あなたも歯を光らせながら握っている遠藤さんの手を離してください。
―ここで相田先輩の今までの行動を説明しておこう。
僕らの前からいなくなった先輩はすぐに洸河先輩の携帯に電話。
しかし、2年生は校外学習のため地下にある映画館でドキュメンタリー映画を鑑賞中だった。
そこで職員室に残っている先生から2年生の居場所をそれとなく聞きだし、怪人的なスピードで映画館をちょうど出てきた洸河先輩と接触。
事情を(大げさに)説明し、一緒に戻ってきた、というわけだ。
「選手交代!!」
相田先輩が当然のようにそういうと、今井が口を挟んできた。
「ちょっと待て! いくらなんでも学年が違うのは…」
「おやおや。確かお昼ご飯の時に聞いた話じゃ、そんな決まりはないはずだが?」
「ぐっ」
相田先輩の反論に言葉が詰まる。
「悪いが台詞を覚えるのは得意でね。君があの時言っていたことは、一言一句違わずに覚えているよ」
悔しそうな今井の前で、先輩がニヤニヤと嫌味を続ける。
拳を震わせる今井も最後には
「好きにしろ!」
と諦めてコートに戻っていった。
スポーツに絶対の自信があるはずの今井が先輩たちを入れたくなかったのは、学年のせいだけじゃないだろう。
何といっても身長180センチを超える二人はバレーボールに有利であることは誰がどう見ても明らかだ。
なんにせよ、これで少しは勝ちが見えてきた。ちょっと残念だけど、僕の出番もここまでだろう。
僕がコートから出ようとすると
「おい、エイト。どこ行くんだよ」
と相田先輩に呼び止められた。
選手交代をしてコートの中には、先輩二人と利一君に、ジョー。そして御手洗君と僕がいた。
はい、あなたも歯を光らせながら握っている遠藤さんの手を離してください。
―ここで相田先輩の今までの行動を説明しておこう。
僕らの前からいなくなった先輩はすぐに洸河先輩の携帯に電話。
しかし、2年生は校外学習のため地下にある映画館でドキュメンタリー映画を鑑賞中だった。
そこで職員室に残っている先生から2年生の居場所をそれとなく聞きだし、怪人的なスピードで映画館をちょうど出てきた洸河先輩と接触。
事情を(大げさに)説明し、一緒に戻ってきた、というわけだ。
「選手交代!!」
相田先輩が当然のようにそういうと、今井が口を挟んできた。
「ちょっと待て! いくらなんでも学年が違うのは…」
「おやおや。確かお昼ご飯の時に聞いた話じゃ、そんな決まりはないはずだが?」
「ぐっ」
相田先輩の反論に言葉が詰まる。
「悪いが台詞を覚えるのは得意でね。君があの時言っていたことは、一言一句違わずに覚えているよ」
悔しそうな今井の前で、先輩がニヤニヤと嫌味を続ける。
拳を震わせる今井も最後には
「好きにしろ!」
と諦めてコートに戻っていった。
スポーツに絶対の自信があるはずの今井が先輩たちを入れたくなかったのは、学年のせいだけじゃないだろう。
何といっても身長180センチを超える二人はバレーボールに有利であることは誰がどう見ても明らかだ。
なんにせよ、これで少しは勝ちが見えてきた。ちょっと残念だけど、僕の出番もここまでだろう。
僕がコートから出ようとすると
「おい、エイト。どこ行くんだよ」
と相田先輩に呼び止められた。
選手交代をしてコートの中には、先輩二人と利一君に、ジョー。そして御手洗君と僕がいた。