演っとけ! 劇団演劇部
ゴリラーマンがダルそうに、体育館をあとにする。
言い忘れていたけど、第3セットはやりたい放題だったため、試合は延びに延び、他の先生や生徒は、3位決定戦が終わった時点でとっくに帰ってしまっていた。(スコアも途中から何故か綾奈ちゃんがやっていた)
「じゃあ、行こうか」
僕らが出て行こうとすると
「待て!」
と、今井が立ち上がった。
「負けは、負けだ。賭けの内容は試合が終わってからだったよな」
「よーし、いい覚悟だ。お前ら…」
調子に乗る相田先輩を後ろに追いやり、僕は前に出た。
「もういいよ。もともとはちょっとぶつかっただけだったんだし。みんなもいいだろ?」
「栄斗君がそう言うなら、しょうがないわね」
後ろを振り向くと、桜井さんを始め、みんな(一人を除き)も納得してくれている。
正直、最後のほうは今井が気の毒で仕方なかったのだ。
こんなところで話をこじらせてもいいことなんて何もない。最後くらいきれいに幕を閉じようじゃないか。
すると、今井は僕の予想を裏切って
「くっ、勝者の余裕か。上級生まで持ち出しておいて偉そうに…こんなのは無効だ! これで勝ったと思うなよ!」
と、捨て台詞をはいて去っていった。
うーん、結局新しい敵を作ってしまっただけのような気がする。(誰かのせいで)
それにしても、もし今井たちがまともに勝負してきて負けてしまっていたら、相田先輩はどうするつもりだったのだろう。
「ああ、それならそれで問題ない。あいつ言ってただろう?
『勝った場合、お前らのチーム女子3人を俺の専属マネージャーにする』って。
最後のCCチームに、女子はいない」
なるほど。
遠藤さんがコートから引き下がったのも、このせいだったのか。
どこまで悪巧みが得意なのだろう。
本当にこの人が敵じゃなくて良かった。
しかし
(だったら、試合は大人しく負けておけば良かったのでは…?)
という事実に僕が気付いたのは、翌日の朝のことだった。
言い忘れていたけど、第3セットはやりたい放題だったため、試合は延びに延び、他の先生や生徒は、3位決定戦が終わった時点でとっくに帰ってしまっていた。(スコアも途中から何故か綾奈ちゃんがやっていた)
「じゃあ、行こうか」
僕らが出て行こうとすると
「待て!」
と、今井が立ち上がった。
「負けは、負けだ。賭けの内容は試合が終わってからだったよな」
「よーし、いい覚悟だ。お前ら…」
調子に乗る相田先輩を後ろに追いやり、僕は前に出た。
「もういいよ。もともとはちょっとぶつかっただけだったんだし。みんなもいいだろ?」
「栄斗君がそう言うなら、しょうがないわね」
後ろを振り向くと、桜井さんを始め、みんな(一人を除き)も納得してくれている。
正直、最後のほうは今井が気の毒で仕方なかったのだ。
こんなところで話をこじらせてもいいことなんて何もない。最後くらいきれいに幕を閉じようじゃないか。
すると、今井は僕の予想を裏切って
「くっ、勝者の余裕か。上級生まで持ち出しておいて偉そうに…こんなのは無効だ! これで勝ったと思うなよ!」
と、捨て台詞をはいて去っていった。
うーん、結局新しい敵を作ってしまっただけのような気がする。(誰かのせいで)
それにしても、もし今井たちがまともに勝負してきて負けてしまっていたら、相田先輩はどうするつもりだったのだろう。
「ああ、それならそれで問題ない。あいつ言ってただろう?
『勝った場合、お前らのチーム女子3人を俺の専属マネージャーにする』って。
最後のCCチームに、女子はいない」
なるほど。
遠藤さんがコートから引き下がったのも、このせいだったのか。
どこまで悪巧みが得意なのだろう。
本当にこの人が敵じゃなくて良かった。
しかし
(だったら、試合は大人しく負けておけば良かったのでは…?)
という事実に僕が気付いたのは、翌日の朝のことだった。

