演っとけ! 劇団演劇部
普通に戦ったら遠藤さんを含む女子3人が今井の餌食になってしまうことを忘れていた。
ここは僕たちが悪役になってでも、彼女たちを守るしかないのか。
「でもまぁ、諸君の言わんがすることもわからないでもない」
と、頷く先輩。
「安心したまえ。第3セットが始まれば、ブーイングもすぐに消えるさ」
(どういうことだ?)
結局また疑問は残ったまま、ついに最終セットの幕が上がった。
BBチームからのサーブを御手洗君がレシーブしようとした瞬間、耳と目を疑うような事態が起こった。
「ああああああ!!」
と、今井たちが叫んでいる。
それを無視して御手洗君の拾ったボールは利一君がトスして、洸河先輩のアタックで相手コートに落ちた。
再び唖然となる他の生徒。
このままでは勝てないと踏んだBBチームまで相田先輩の真似をし始めたのだ。
同じ卑怯な手を使えば、チームレベルの上のほうが勝つと思ったのだろう。
最後の最後で、僕にも今井の弱点がわかった。
「バカだったのか…」
盛り上がっていた体育館の熱が一気に冷めていくのがわかる。
完全なドロ試合。
決勝戦を見ていた生徒たちも殆どが3位決定戦のほうに移動していく。
さっきまで今井と仲良く話していた女子たちも行ってしまった。しかし、勝つことに必死のBBチームはその事態に全く気がついていない。
気付けば、声援はもうCCチームの補欠組だけになっていた。
高らかに笛が鳴る。
「優勝、CCチーム!!」
コートの中で今井たちが膝をついている。
まともに戦っていれば勝てたことに、まだ気付いていないらしい。
気にさえしなければ、相田先輩の一人時間差攻撃も、先輩二人のX攻撃(映画館からここに来るまでに考えていたのだそうだ)も交わせたはずなのに。
「ああ、終わった。終わった。お前たちも早く帰れよ」
ここは僕たちが悪役になってでも、彼女たちを守るしかないのか。
「でもまぁ、諸君の言わんがすることもわからないでもない」
と、頷く先輩。
「安心したまえ。第3セットが始まれば、ブーイングもすぐに消えるさ」
(どういうことだ?)
結局また疑問は残ったまま、ついに最終セットの幕が上がった。
BBチームからのサーブを御手洗君がレシーブしようとした瞬間、耳と目を疑うような事態が起こった。
「ああああああ!!」
と、今井たちが叫んでいる。
それを無視して御手洗君の拾ったボールは利一君がトスして、洸河先輩のアタックで相手コートに落ちた。
再び唖然となる他の生徒。
このままでは勝てないと踏んだBBチームまで相田先輩の真似をし始めたのだ。
同じ卑怯な手を使えば、チームレベルの上のほうが勝つと思ったのだろう。
最後の最後で、僕にも今井の弱点がわかった。
「バカだったのか…」
盛り上がっていた体育館の熱が一気に冷めていくのがわかる。
完全なドロ試合。
決勝戦を見ていた生徒たちも殆どが3位決定戦のほうに移動していく。
さっきまで今井と仲良く話していた女子たちも行ってしまった。しかし、勝つことに必死のBBチームはその事態に全く気がついていない。
気付けば、声援はもうCCチームの補欠組だけになっていた。
高らかに笛が鳴る。
「優勝、CCチーム!!」
コートの中で今井たちが膝をついている。
まともに戦っていれば勝てたことに、まだ気付いていないらしい。
気にさえしなければ、相田先輩の一人時間差攻撃も、先輩二人のX攻撃(映画館からここに来るまでに考えていたのだそうだ)も交わせたはずなのに。
「ああ、終わった。終わった。お前たちも早く帰れよ」