君の隣でその白いドレスを着たくて






そういえば、希々も茅野さんのこと気に入ってたみたいだったなぁ。

顔めっちゃタイプ!とか、
背が高いのもいい!とか、
性格がとにかく優しすぎる!とか、
料理できるんだって、かっこいい!とか、

もうすべてにおいて賞賛していたような記憶がある。


でも希々は勉強が忙しいみたいで、あたしも冬休みに3日会ったくらいだったから、
今はなんだかんだ、恋愛してる暇ないんだろうなぁ。



「そういえば今日、新海さん、珍しく五十嵐先輩と来なかったよねー。」



佳奈がひととおりノロケを話したあと、そんな話題をふってきた。



「確かにそうだったね。
なにかあったのかな?」



「先輩風邪でも引いたのかな。」



「かもしれないね。」





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