俺様外科医の極甘プロポーズ
「素敵!」
「これなら普段でもつけていられるだろ?」
「はい! いまつけてみてもいいですか?」
「つけてやろうか?」
「お願いしたいです」
プレゼントされたネックレスをつけてもらう。憧れのシチュエーションに私胸は高鳴った。先生は私の後ろに座ると首にかかった髪をそっとよけてネックレスをつけてくれる。
「こっち向いて?」
いわれたとおりにすると、先生は私をじっと見つめて「似合う」といってくれた。
「私も鏡をみてきてもいいですか?」
「もちろん」
私は立ち上がり、寝室にある兄弟に鏡に自分の姿を映す。鎖骨の間でダイヤがキラキラと揺れている。
「……きれい」
思わずため息が漏れる。サプライズのクリスマスプレゼントというだけでもうれしいのに、先生が私のために選んでくれたのだと思と胸がじんと熱くなる。
「先生、ありがとうございました」
「喜んでもらえてよかったよ」
「大切にします」
私が微笑むと、先生もにこりと笑ってくれた。
私はこの顔が好きだ。
病院ではこんな無防備な笑顔を見せることがない。プライベートだけ。つまり、私だけの笑顔だ。誰にも見せたくない。独り占めしたい。これは独占欲というものなのだろうか。こんな持ちになるなんて信じられない。
「どうした?」
「先生、大好き」
お酒の勢いって怖い。思ったことが勝手に言葉になってしまう。
突然こんなことをいって、てっきり茶化されると思った。
でも違ったようだ。先生は少しだけ驚いたような顔をして、「ありがとう」と言ってくれた。
その夜、私たちは遅くまでお酒を飲んでいろいろな話をした。
朝になったら話の内容なんて忘れてしまったけれど、とても楽しかったから、私はまた週明けから仕事を頑張ろうと思えた。